
近畿大学農学部は、1958年に開設された歴史ある学部です。食料、環境、生命、健康といった幅広い分野を対象とした6つの学科で構成されており、社会のニーズに対応した専門知識と技術を学ぶことができます。
➀学科構成
農業生産科学科: 食料の安定生産や環境保全に貢献できる人材を育成します。「探る・作る・儲ける・尖る」の4つの視点から農学を深く探求します。
水産学科: 水産資源の有効利用や養殖技術、水生生物の保全について学びます。クロマグロの完全養殖に成功するなど、世界をリードする研究も行っています。
応用生命化学科: 生命現象を化学的に理解し、食品、医薬品、環境など幅広い分野に応用するための研究を行います。
食品栄養学科: 管理栄養士養成課程があり、食と健康の専門家を育成します。医療、保健、福祉など様々な現場で活躍できる管理栄養士を目指せます。
環境管理学科: 自然と人間社会の共生を目指し、環境問題の解決に貢献できる人材を育成します。生態学をベースに、環境保全、修復、利用について学びます。
生物機能科学科: 生物の持つ様々な機能に着目し、食料、医療、創薬、エネルギーといった分野の課題解決に貢献するための最先端研究を行います。
➁農学部の特徴
幅広い学びの領域: 農学に関する多様な分野を網羅しており、学生は自身の興味や将来の目標に合わせて専門分野を深く学ぶことができます。
実験・実習の重視: 農場実習や実験などを通して、座学で得た知識を実践的に深めることができます。1年次には農学野外実習があり、学生同士の交流を深める良い機会となっています。
最先端の研究: クロマグロの完全養殖をはじめ、食料問題や環境問題の解決に貢献する最先端の研究が活発に行われています。学生が国の研究機関や企業との共同研究に携わる機会も多くあります。
豊富な資格取得支援: 各学科で取得できる専門的な資格に加え、中学校・高等学校の教員免許(理科、農業、水産)、栄養教諭一種、学芸員などの資格取得もサポートしています。
手厚い就職支援: 学生一人ひとりの夢の実現に向け、入学時からキャリア形成支援、就職活動対策、スキルアップ講座など、きめ細やかなサポート体制が整っています。
➂主な就職先
卒業生の進路は多岐にわたり、食品メーカー、製薬会社、農業関連企業、水産関連企業、環境コンサルタント、公務員、教員、研究者など、専門知識を活かせる様々な分野で活躍しています。近年では、大学院に進学し、より専門的な研究に取り組む学生も多くいます。